マッサージについて知ってほしい 〜1〜

マッサージは行い方、目的で名前が異なる。

「マッサージに行ってくるわ」といわれて「へえ、どんな?」と聞くことはありませんね。しかし、マッサージには様々な種類がある…。ここではマッサージの種類についてお知らせ出来ればいいなと思いました。

まずは簡単におぼえて頂きたい正式名称があります。お洋服の上から行うマッサージは正式には「あん摩」「指圧」と呼ばれます。お洋服をとって素肌に行うものが「マッサージ」です。ここでは「マッサージ」について…。
あん摩・指圧について>>

 

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マッサージを行うにも広範な医学的知識が必要。

マッサージを受ける際には基本的問診をきっちりと行える施術所を選びましょう。筋・骨格系のみならず、様々な疾患、症状がある場合、その知識を有し、危険を回避してくれる知識、技術を持った施術者が施術する施術所を選びましょう。

 


タルクを用いたパウダー

マッサージには「乾式」「湿式」がある。
素肌に行うマッサージは「滑剤」を使う。

滑剤?よく意味が分かりませんね。滑るようにする材料を用いて行う方法です。べビーパウダーを用いるもの、マッサージオイルを用いるものに分かれます。ベビーパウダーを用いる場合は「乾式マッサージ」という風に呼ばれています。これはスポーツ選手の試合中の諸問題に対処する際、また在宅の寝たきり患者さんなどシーツや着衣にオイルが付かないようにするために利用します。この場合は滑らすことが第一義ですから、その成分には何らかの効果は期待していません。成分はタルクを中心に香料、殺菌剤などを用いたものが主流になっています。近年はトウモロコシから得たコーンスターチを原料にしている製品もあります。リラックス用にアロマセラピー精油を用いている製品も出ているようです。タルク(Talc)は、40代ぐらいの方ならおぼえているかもしれませんが、「ローセキ(蝋石)」を粉砕したものです。道路に落書きをした「あれ」ですね。使用感もいいので利用することもあります。特にスポーツのパフォーマンス中などに応用性があります。

 もう一つは「湿式マッサージですね。こちらは「マッサージオイル」を用いたもので、当院の得意とするところです。マッサージオイルは植物油脂(マカダミア油、ヘーゼルナッツ油、スイートアーモンド油など)を用います。それだけでも利用価値は高いですが、さらにアロマテラピー精油を混入し香りを付けています。アロマテラピー精油は一般的に様々な「効用」を有していると知られていますが、実際には経皮塗布用で作用が認められる精油はさほど多くはありません。むしろ香りを楽しむ、といったかたちです。オイルマッサージでは様々な部位にアプローチします。

 スポーツマッサージ、コンディショニングはただマッサージができればいいというものではありません。運動学的知識、フォームの解析ができる詳細な問診情報、実際の筋疲労の状態など考慮しながら行います。フォームを見るために外で実際にパフォーマンスを見てみることも行います(駅伝選手と走った時はクタクタになりました)。長く拝見している選手が甲子園に立ったり、レースで好成績を残すことが私たちの喜びです。テニス、バドミントン、陸上、野球、サッカー、体操、競輪種目等から、院長の好きな横乗り系スポーツ(サーフィン、スノーボード、スケートボード、ウインドサーフィンなど)の方にもお越しいただいています。

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マッサージは医療現場やスポーツ領域で用いられています。

我が国でも海外でもマッサージは医療現場で盛んに利用されています。日本ではマッサージの施術は医師の同意書があれば医療保険制度が利用出来ます(疾患にもよる)。海外ではむしろ癌、進行性の慢性病変に補完医療として取り入れられています。医師、看護師、その他の様々なメンバーからなるチーム医療の一環に取り入れられているのです。スポーツ領域ではマッサージの利用は既に当たり前の時代で、パーソナルトレーナーを雇い、各地を転戦するアスリート達がスポーツのレベルを高めています。当院でも競輪選手、高校球児、駅伝選手、水泳選手など々な選手達が訪れています。

   (競輪選手の新藤敦さんと)

 (競輪選手の遠澤健二さんと)

  (横浜高校野球部選手と)

 

 

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